代表理事のプロフィール
職務経歴とその時
１９８９年４月から 建設省入省 土木研究所 河川部 海岸研究室
海岸侵食の原因と対策について、海岸侵食の第一人者である宇多高明博士（当時室長、土木研究センターなぎさ総研所長）から指導を受ける。
1993年 北海道南西沖地震津波発生直後に潮汐発生装置を津波伝播研究のための津波発生装置に改造する。
1994年 北海道南西沖地震津波の伝播機構と護岸の被災メカニズムを解明する。
1995年 津波による護岸被災の解明のため、水深2m大型水路造波装置を津波造波対応に更新する。
1996年 津波による護岸の被災メカニズムを解明する。この成果が、津波対応（いわゆる、粘り強い）の根本概念となる。
1997年 緩傾斜ブロック被覆堤の被災メカニズムを解明する。
１９９８年４月から 建設省 中部地方建設局 沼津工事事務所 富士海岸出張所
直轄富士海岸の工事監督業務を行う。日々海岸を見て過ごす楽しい日々。養浜した数百立米の20cm大の礫の山が大波で一晩でならされてしまう強烈な自然の力を経験。高さ17mの堤防のコンクリートを打ち替えるなど、、現場経験は後の貴重な糧に。
２０００年４月から 土木研究所 海岸研究室へ復帰
２００１年３月 省庁改編 所属が、国土交通省国土技術政策総合研究所 河川研究部 海岸研究室 となる。
２００２年４月から 国土交通省 国土技術政策総合研究所 企画部 企画課
道路、砂防、河川、建築の各部門への研究支援（研究予算要求、研究所規約制定、研究安全管理、各種白書照会等）
３研究所の政策研究機能を集約した新研究所の科学研究費補助金取扱規定、委託研究実施規定、研究安全管理規則等の制定に携わる。研究所では、シックハウス対策、自然共生などの総合研究開発プロジェクトが進んでおり、管理部門として関与した。
２００４年５月から２０２５年３月まで
海岸研究室へ復帰
海岸保全に関する海岸実務担当者への技術支援、海岸保全に関する委員会委員、実験設備整備更新
2005年頃から世界的に気候変動適応研究が本格的に始まり、研究部の気候変動適応研究チームに参画する。
2010年 新たな構造物形態の選択肢として、サンドパック（浜崖後退抑止工）に関する共同研究を実施する。
2014年 トレンチ調査による砂浜の変遷過程調査手法を確立する。
2015年 沿岸漂砂用平面実験造波装置更新を企画、我が国最大長の沿岸漂砂実験水槽を完成させる。
2021年 L字型配置多方向不規則波造波装置更新を担う。
２０２５年４月１日
国土交通省退官
２０２５年８月１５日
一般社団法人すなはま予想図Lab.設立 設立時社員・代表理事
表彰
平成６年７月 建設省土木研究所長研究業績表彰
「北海道南西沖地震津波の沿岸浅海域にける変形機構に関する研究」
令和１年７月 国土交通大臣永年勤続表彰（30年）
令和３年７月 国土交通省国土技術政策総合研究所長研究業績表彰「海岸侵食対策に関する総合的な研究」
令和６年６月 全日本建設技術協会「小沢賞」受賞
委員会等
平成22年～平成28年 日野川河川事務所皆生海岸保全検討委員会委員（国土交通省中国地方整備局日野川河川事務所）
平成22年 越前しおかぜライン（大谷海岸）越波対策技術検討会アドバイザー（福井県丹南土木事務所）
平成26年～平成28年 沖縄県沖縄型海岸整備指針（仮称）検討委員会委員（沖縄県）
平成26年～平成27年 水島侵食対策検討委員会委員（福井県）
平成26年～平成28年 胆振海岸技術検討委員会委員（国土交通省北海道開発局室蘭開発建設部）
平成27年 茨城沿岸海岸保全基本計画改訂検討委員会委員（茨城県）
平成28年～平成29年 日立バイパス高架橋第二期工事委員会委員（国土交通省関東地方整備局常陸河川国道事務所）
平成29年～令和6年 安倍川総合土砂フォローアップ委員会作業部会委員（国土交通省中部地方整備局静岡河川事務所）
令和1年～令和5年 千里浜プロジェクト技術専門部会委員（石川県）
講師等
１）金沢大学大学院「自然災害科学概論」非常勤講師「我々を取り巻く環境の変化と自然災害」担当（2025年9月9日）
２）国土交通大学校（国土交通省研修機関）「海岸研修」（担当科目「課題研究」）（2013年4月～2019年6月）
３）富山県土木部技術職員研修講師（2007年7月、2017年12月）
４）上越市海岸侵食勉強会講師（2016年12月）
５）新潟県土木技術者研修講師（2007年7月）
学歴・資格
昭和59年 3月 市川学園市川高等学校（千葉県市川市）卒業
平成 1年 3月 埼玉大学工学部建設基礎工学科 卒業
平成22年11月 潜水士
平成30年11月 博士（工学）（東京大学）
令和7年8月 二等無人航空機操縦士：回転翼航空機（マルチローター）：目視内飛行限定解除・昼間飛行限定解除